チリン、チリン。
「あらま、杉山さんじゃないの~。久しぶりねー。お元気でしたか?拓海君も元気かい?杏奈ちゃんは?もう、いつもどおりお美しいですね。赤いコートも似合ってるわ~。」と布地屋さんの奥さんが言いました。
「そんなそんな、とんでもない!元気でしたよ。拓海ったら中学生になってから生意気なんですよ。「母さん、割合いとか倍数とか知らないでしょう?」って。知ってるわよ!杏奈は相変わらず忙しいですよ。清水さんこそお元気でしたか??」と杉山さんが帽子を直しながら答えました。
「あんな年頃なのよ。で、今日のご用件は?」と清水さんが聞きました。
「杏奈のために浴衣でも作ろうかなと思って。この前の紫の布地まだありますか?」と杉山さんが聞きました。
「実はもうないのよ。ごめんなさいね。でもこっちはの方はまだあるわ。100%綿でつくられてるのよ~。着心地が素晴らしいのよ~。」と清水さんは杉山さんに伝えました。
「確かに気持ちいですね~。これにします。」と杉山さんは注文しました。
「分かったわ、ちょっと待ってちょうだい。」清水さんはお店のおくから注文された布地を持ってきました。「包んだほうがいいかしら?」と清水さんは杉山さんに聞きました。
「いや、包まないでください。」と杉山さんが言いました。
「はい。どうぞ。杏奈ちゃんに浴衣の写真送ってちょうだいといっといてね。またきてね。」と清水さんが言いました。
「はい。ありがとうございました」と杉山さんは言い、お店から出ていきました。
ディアちゃん、たくさんコメントしてくれてありがとー。
返信削除奥様たちの会話がすばらしい~ほんとの奥さんみたい~。
まー、拓海くんったら、ほんっとに生意気ですわね~。
いい雰囲気が出てました~