2009年9月22日火曜日

五体不満足


私がみなさんに薦(すす)めたい本は、「五体不満足(ごたいふまんぞく)」です。作者の乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)さんは、先天性四肢切断(せんてんせい ししせつだん・生まれつき両腕両脚がない)という障害(しょうがい)をもって生まれました。
この本は、乙武さんが大学生の時に書きました。それまで、どんなふうに育ってきたかを明るい調子で書いています。両腕両脚がないというハンディキャップをものともせず、乙武さんは中学校ではバスケットボール部で試合に出場し、高校生になってからは、どうしてもアメリカン・フットボール部に入りたいと、学校の先生・両親を説(と)きふせます。
この本を小さい子供たちにも読んでほしいという乙武さんの意向(いこう)で、漢字にはふりがながついています。出版(しゅっぱん)された時、日本では大ベストセラーになりました。

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